北海道

函館空港総合案内所(国内線到着ロビー「LOCAL INFORMATION がっつり道南」)

世界中の旅行者の思い出に残る星降る街、函館

2024.3.25

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案内所スタッフが旅行者を歓迎します

函館は、函館山からの日本三大夜景の一つに数えられる有名な夜景で人々を魅了します。函館のシンボルでもある、陸繋島と広がる都市の景色は一日中楽しむことができますが、日没後の景色が美しい明かりの連なりを楽しめます。この素晴らしい夜景をもつ函館には、多くの歴史や冒険があります。函館山からは見ることが難しいですが、五稜郭タワーに上ると、星形の要塞を見ることができます。要塞が星形であることは、建築と戦術の両方の観点でみても驚くべきことです。約150年前に起きた函館戦争の舞台であり、この戦争の前後から日本の近代化が進んでいったことから、日本の歴史の中でも重要なポイントです。

函館は東京から飛行機で約1時間30分で行くことができ、空港から市内へはバスで約20分とアクセスも抜群です。また、2016年に北海道新幹線が開業し、東京駅から新幹線で約4時間で行くことができます。北海道で3番目に人口が多い都市である函館は、本州に最も近い都市でもあります。日本で最初の国際貿易港の一つである函館は、日本文化と西洋文化が融合した他の街にはない文化と見どころが多くあり、この地を訪れる人々の期待を裏切りません。

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    100万ドルの夜景とも言われる函館山からの夜景
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    五稜郭タワーから一望できる桜シーズンの五稜郭
  • 旅行者のための特別な情報が溢れている、明るくフレンドリーな案内所

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    函館空港案内所内部の様子
  • 函館空港内にある観光案内所「函館空港総合案内所(国内線到着ロビー「LOCAL INFORMATION がっつり道南」)」は到着ゲートのすぐ向かいにあり、訪れる人々を温かく迎えます。地元住民によって選ばれた薄いピンク(「塩辛」の色)など、函館を表すいくつかの函館カラーでデザインされており、スタッフは旬なモノを手に入れられるという函館の市場をイメージしてエプロンを着用しています。案内所にはスタッフ手作りのディスプレイやイラストなどであふれていますが、その中でも特に注目すべきは、案内スタッフが自ら企画・取材して作成した名刺サイズの「道南ビトカード」です。

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    グルメ、文化、自然、ショップの4つに色分けされている「道南ビトカード」
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  • 道南ビトカードは150種類以上あり、地元の人々や案内スタッフが旅行者におすすめしたい王道ではないローカルな観光地を紹介するために作成されています。旅行の割引券や道南ビトカードを保管できるカードケースを購入できる自動販売機もあり、旅のおともにピッタリです。

    以前の観光案内所は、空港からの二次交通のご案内がほとんどでしたが、2022年の観光案内所のリニューアル後は観光情報を求めて訪れる人が増えています。このリニューアルによって建物だけでなく、サービス面でも大きな向上が見られ、より多くの方が利用できる新たな機能が導入されました。これらの取り組みから、2023年に行われたJNTO認定外国人案内所の表彰にて「コミュニケーション・ホスピタリティ」部門において日本に300以上ある「カテゴリー2」認定の観光案内所の第1位に選出されました。

    ※「カテゴリー2」:英語対応可能なスタッフが対面またはビデオで、広域の観光案内が常時可能な案内所。

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    車いすやベビーカーの無料貸出を行っており、案内所の星野さんが空港に到着したばかりの車いすの女性をサポート
  • 旅行者のために親身になって対応する案内スタッフ

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    インフォメーションカウンターでお客様をお出迎えします
  • 新潟県の佐渡出身の星野さんは、8年前から函館で暮らしています。星野さんが中心となり、スタッフ全員で案内所のレイアウトをはじめ様々なアイディアを出して案内所を盛り上げており、インターネットでは簡単に見つけることのできないユニークな体験を旅行者におすすめしています。元々空港好きで、航空会社やホテルで働いていた時の経験も活かせる場として、函館空港の観光案内所は星野さんにとって理想的な職場になっています。訪問者に函館を楽しんでもらうためのお手伝いをするこの仕事を誇りに思っており、特に自身でもカフェによく行くことから、カフェの紹介が得意で、それぞれの好みに合ったカフェをおすすめしています。ここで働くスタッフは訪れた人がどんなことに興味があるのかを聞いてから、最適な旅行プランを一緒に考えてくれます。

  • 旅行者に道南地域の観光を最大限に楽しんでもらうことに向けた情熱

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    函館の情報と見どころを記載した星野さんのノート
  • 星野さんは、ゲストにおすすめした観光プランを喜んでいただけたときに大きな達成感を感じます。それは、観光案内所で働く大きな理由となっています。また、常に自分がやったことのないことに挑戦していくことが、星野さんにとって仕事のモチベーションの源になっています。星野さんは写真を撮りに函館へ訪れたカメラマンのエピソードを紹介してくれました。星野さんは多くのおすすめの撮影場所を提案したところ、カメラマンが帰り際に撮影した写真を見せに観光案内所に寄ってくれただけでなく、数か月後に再び函館の景色を撮影するために戻ってきてくれました。


  • 星野さんに函館のとっておきの場所と、観光案内所をおとずれる旅行者に向けての想いを伺いました。

  • Q:あなたは情報センターがどのような場所であるべきだと思いますか?

    A:観光案内所はインターネット検索では見つけることができない場所について知ることができる場所です。特に、対面で直接人と話すことができ、その地域を知っている方からの個人的なおすすめを得るための場所です。

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    旅行の割引券や道南ビトカードを保管できるカードケース等を購入できる自動販売機
  • Q:この観光情報センターでの仕事で一番好きなことは何ですか?

    A:訪れた旅行者へ希望に合った観光プランを見つけるお手伝いをすることが大好きです。彼ら彼女らが思い出に残る体験が函館でできたとわかったときは嬉しいです。

  • Q:函館の訪問者に何をお勧めしますか?

    A:四季それぞれに異なる魅力があります。春と秋は桜や紅葉が素晴らしく、特に五稜郭は見ごたえがあります。夏はお祭りやアクティビティーがいっぱいで、冬は雪のスポーツや、雪で覆われた木々が素晴らしいです。また、函館山からの夜景は素晴らしいですが、反対に函館新道から函館山を眺める「裏夜景」もおすすめです。食事も多くのおすすめがあり、海鮮はもちろんですが、ジンギスカンや塩ラーメンもおすすめです。そして函館を訪れた際は周辺地域にも足を延ばし、道南の食事を楽しみ、歴史的な場所に訪れ、自然を体験してください!

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    スキー場からみえる冬の大沼国定公園
  • Q:海外からの訪問者へのメッセージ

    A:函館は着いてからすぐに何でもできるような場所です。私たちスタッフはゲストにとってベストな選択ができるようサポートし、地元の人だから知っている函館のおすすめを提供するために空港で皆様をお待ちしております!

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    函館名物の木彫り熊とスタッフ

施設情報

  • 開所時間
  • 8:00 - 19:30 ※航空機の運航状況により変更となります。
  • 休業日
  • 無休
  • 住所
  • 北海道函館市高松町511番地
  • アクセス
  • 函館空港内
  • TEL
  • 0138-57-8881
サービス: 車いす・ベビーカー貸し出し(※空港内に限る)、点字ブロック、充電スポット、Wi-Fi、PC/タブレット利用
https://airport.ne.jp/facility/general/