日本の認定外国人観光案内所(TIC)

• 今回は新幹線の駅でもある青森の玄関口、新青森駅構内にある「あおもり観光情報センター」をご紹介します。

• 

• アクセス情報をしっかりサポート

  知らない土地を冒険するのも旅の醍醐味ですよね？青森県の位置する東北地方は、東京に比べて公共交通の利便性が高くないですが、それゆえに美しい山や海の自然美や、この地域独自の伝統文化に出会えます。この情報センターでは鉄道やバスの英語版時刻表をオリジナルで作成していて、新青森駅から各地への効率のいいアクセス方法を旅行者に案内しています。たとえば、8月のねぶた祭は有名ですが実は同時期に複数個所で行われているとご存知ですか？いくつも巡るのは大変だと思いますが、この情報センターに行けば「青森三大ねぶた祭」と呼ばれる主要な3か所をすべて見られるおすすめのルートを教えてもらえます。

• 

• 

• 

• 世界トップクラスの豪雪都市を安全に楽しむ

  青森市は、人口10万人以上の都市の中で世界一雪が降る都市と言われています。2022年2月には140センチもの積雪量を記録しました。冬の青森ではたくさんの雪を見ることができる一方、雪に慣れていない人には注意が必要なエリアとも言えます。この情報センターでは、雪に馴染みがない人でも安心して遊べる場所や、初心者でも楽しめるスキー場などの情報を教えてくれます。案内所からの眺めもいいので、気軽に寄って、真っ白な雪景色を楽しむ観光客もいます。

• 

• 青森ならではの伝統に触れる

  青森では伝統工芸品である「津軽びいどろ」というガラス製品が有名です。色彩豊かなこのガラスは、お皿やグラスなどお土産にも最適で、情報センターの近くに工場見学ができる施設もあります。また、津軽三味線も古くから青森地方にある伝統的な弦楽器・音楽です。周辺には4軒ほど津軽三味線を聞ける居酒屋などがあり、食事を楽しみながら青森の音楽に触れることができます。方言もその地域ならではの面白さです。情報センターには青森出身のスタッフもいるので、青森県の方言である津軽弁を教えてくれるかも？

• 

• 

• 地域を超えてお客さまを丁寧にサポート

  旅行中に忘れ物をしてしまった経験はありませんか？言葉が通じない国での問い合わせは不安ですよね。しかしこの情報センターなら安心して聞くことができます。駅にある案内所のため、忘れ物に関する相談も多くあるそうですが、ここではオリジナルの聞き取りシートを作成しており、何を、どこで忘れたのか、分かりやすくヒアリングできるそうです。そして、旅行者の手元に戻るまでしっかりとサポートしてくれます。たとえば温かいエピソードがあります。以前、台湾からの旅行者が新幹線に忘れた荷物が東京駅まで行ってしまい、情報センターのスタッフの助けで無事に宿泊施設まで送り返してもらえたそうです。その台湾のお客さまはとても感動して、翌年またこの情報センターに御礼を言いにきてくれました。

• 

• 十和田湖や白神山地など自然がたくさんの青森県。新青森駅から少し電車に乗れば一面に広がる田園風景も見られます。東京や大阪などの大都市にはない、日本の田舎ならではの風景を存分に感じられるのがこのエリアの魅力かもしれません。案内所スタッフも「何もなく、のどかなところが魅力」と仰っていました。この案内所に来れば、きっと地方ゆえの不便さを、地方ならではの魅力に変えてくれるでしょう。本州最北端の青森県を楽しむことができたら、きっとあなたは日本の田舎、どこへでも行けるでしょう。

• 

• 

※この情報は2023年1月現在の情報です。