大分県
WANDER COMPASS BEPPU
温泉地別府で、湧き出る“おせっかい”にあたたまろう!
2023.2.20
「おんせん県」としても知られる大分県にある、日本有数の温泉地、別府。源泉数が世界一、湧出量は日本一を誇り、“別府八湯”と呼ばれる8つの温泉郷での湯めぐりを求め、年間を通して多くの観光客が国内・海外から訪れます。観光案内所「WANDER COMPASS BEPPU」は、そんな別府の玄関口、別府駅にあります。
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多言語で旅の相談ができる場所
手作りの観光案内ボードが目印の、開放的な印象のエントランスを入ると、スタッフが応対してくれるカウンターのほかに、あたたかみのある手書きのコメントカードが添えられた各地の案内パンフレットや、ゆっくり腰かけて旅の計画が立てられそうなソファが目に入ります。スタッフのなかには、日本語や英語に加え、韓国語や中国語、タイ語といった多言語での案内もできるメンバーも多く在籍し、国内外から訪れる多くの観光客を、温泉と同じようにあたたかく歓迎します。
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おせっかいの中心地
総勢20数名のスタッフが在籍するWANDER COMPASS BEPPUでは、年齢やバックグラウンドもさまざまなスタッフと会うことができます。中には、普段の仕事が休みの週末にカウンターに立つ会社員や、歴史や温泉にとても詳しいシニアなどもいます。別府にルーツがある人ばかりではなく、移住してきたスタッフも多いそうです。どのスタッフにも共通しているのは、別府を愛する心と“おせっかい”精神。WANDER COMPASS BEPPUには、誰かの旅の役に立ちたい、という思いをもつスタッフが集結しています。「周りのスタッフがみんな優しくておせっかいだから、きっと自分の中の親切な心も出てくるんです」と、ここで働く稲積さんは語ります。
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稲積さんに聞いた、別府やWANDER COMPASS BEPPUの魅力をいくつかご紹介しましょう。
Q:別府に来られる方へのおすすめは?
A:なんといってもやっぱり温泉です。私が特に好きなのは、別府に53か所ある、地元の人々が利用する温泉施設、通称「じもせん」です。利用料は100~300円で、最近少し値上がりしたのですが、100円で入れるところもまだたくさん残っています。よく、「別府で一番いい温泉教えてください」なんて聞かれることがあるのですが、それだと回答に困りますね。別府には異なる泉質の温泉や、砂湯、泥湯、露天風呂など様々な種類の温泉があるので、どんな温泉に入りたいかなどを聞いたり、話をしてみてから、その人が好きそうな温泉をいつも紹介しています。あとは「地獄蒸し」といった温泉の蒸気を使ったグルメや、湯けむりが地面から出る鉄輪エリアの散策など、入浴以外の温泉の楽しみ方もおすすめです。期待値を超える別府の温泉を、五感で満喫してもらいたいです。
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Q:どんなときにWANDER COMPASS BEPPUを利用してほしいですか?
A:何も用事が無くても立ち寄っていただきたいです。親切でおせっかいなスタッフとおしゃべりをしに来てください。私たちは会話をしながらお客様の好みやニーズを察して、お客様にあったおすすめを紹介できますし、お客様も、潜在的な質問が会話の途中で頭の中に出てくることがあるかもしれません。後でインターネットで調べようと思っていたようなことも、スタッフに聞いてみたら新たな発見があるかもしれませんよ。自分たちが口コミの一人になりたいと思っているので、案内所にあるおすすめの施設を集めたボードや手作りのマップには、すべて私たちが実際に行って、本当におすすめしたいと思ったところだけを掲載しています。今回の旅では行けないけれど、あのスタッフがおすすめしていたから次は行ってみようかな、と帰りの飛行機で思い出してもらえたら嬉しいですね。
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Q:あなたにとって観光案内所はどのような場所ですか?
A:出会いを楽しめる場所です。観光案内所にいる時は、仕事をしている気持ちにならないんです。もし町の中で突然声を掛けたら、セールスや怪しい人なのかと思われてしまいますが、ここにいれば、思いっきりおせっかいができます。おせっかいが好きな他のスタッフも皆、勤務の日は人との出会いを楽しみに、観光案内所に来ていると思います。
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次回別府を訪れる際は、温泉に入って体をあたためるだけでなく、WANDER COMPASS BEPPUに立ち寄って、心もあたたまりましょう!
※この情報は2022年12月現在の情報です。
施設情報
- 開所時間
- 9:00 - 18:00
- 休業日
- ―
- 住所
- 〒874-0935 大分県別府市駅前町12-13 えきマチ1丁目別府BIS南館
- 最寄駅
- JR別府駅構内
- TEL
- 0977-75-8716